鳥取砂丘の消滅回避のために年間1億2千万円という話

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鳥取県の観光地といえば鳥取砂丘です。

 

実はこの鳥取砂丘、毎年1億2千万円ものお金を投じて、維持してるそうです。

 

先日、ニュースで見ました。

 

どういうことかというと、

 

砂丘は、もともと川が運んできた砂が、海流によって沿岸に蓄積して、砂丘を作っています。

 

しかし、港を整備したことによって海流が変わり、いつしか砂丘が形成されなくなってしまって、砂丘がどんどん消滅していっているそうです。

 

だから、お金をかけて砂丘が消滅しないように維持している、ということのようです。

 

他にも、

 

市民「砂丘から砂が飛んできて大変!なんとかして!」

 

 

県庁「よっしゃ!防風林植えたるで!」

 

 

県庁「助けて!防風林が繁殖して砂丘がなくなりそう!!」

 

ということも起こってると、どっかで見たことがあります(笑)。

 

そんなわけで、

 

砂丘の東西に堆積(たいせき)した砂約5万立方メートルを船とトラックを使って運び、浸食された場所に埋め戻している。

 

とのこと。その費用は、冒頭に書いたように年間1億2千万円だそうです。

 

そのうえ、砂丘を維持するには、半永久的にその作業を続ける必要があるとのこと。

 

つまりお金かけて砂漠がなくならないようにしてます(笑)。砂漠化進行に悩む国の人たちが、目を丸くしそうな話ですねえ。

 

今回このことについて少し、考えてみました。

 

砂丘維持費、是か非か?

 

まず砂丘の年間維持費の1億2千万円ですけど、

 

パッと見、「金かけすぎ!!」って思うかもしれません。反射的に「税金の無駄だ!」と言いたくなった人もいるかもしれません。

 

が、ちょっと待ってください。実はそうでもないんです

 

現在、鳥取県の人口は約56万人です(2017年12月統計)。

 

ということは単純に、1億2千万円を鳥取県の人口56万で割ると、214円となります。

 

つまり、砂丘維持のために鳥取県民一人当たり月214円を負担していることになります。

 

これって多いですかね?僕は「あ、そんなもんなんだ」という感想でした。

 

鳥取砂丘は、鳥取県のシンボルです。砂丘があるおかげで、鳥取と聞くと「砂丘があるところ」とイメージしてくれる人がたくさんいます。砂丘がなかったら、鳥取県は「読み方がややこしい」というだけの県になってしまうと思います(笑)。

 

つまり、県民一人につき214円負担するだけで、鳥取県の知名度up、観光客up、イメージ付けといった効果につながるわけです。

 

そのおかげで鳥取県を訪れる人が増えれば、温泉旅館や飲食店などの売り上げが伸びて、県内でお金が回るようになって経済が向上し、そのぶん雇用状況も良くなるかもしれません(県の知名度は大事です!何があるのか分からない県は、旅行先として選ばれにくいからです)。

 

それらの効果は、数値であらわすのが難しいものです。しかし、そういった「効果を数値であらわすのが難しい事業」は、民間企業ではなかなかやれません。

 

「民間にはできないけど、やる意味のあること」であれば、税金を投入してもよい、という考え方もあると思います。

 

そういう見方をすれば、鳥取砂丘の維持費1億2千万円はそんなに無駄でもないんじゃないかなと思いました(笑)。

 

あとは鳥取の人たちがどう思うか、ですね(実際に納税してるので)。

 

鳥取住んでたことがあります

 

ちなみに余談ですが、実は昔、鳥取県に住んでたことがあります。

 

鳥取県の良いところは、少し市内から郊外に出ただけで、風光明媚な里山の風景に出会えることでした。まるで絵に描いたような美しい風景でした。その中をよく愛用のクロスバイクでサイクリングしてました。

 

また、アウトドアには最適な場所です。キャンプ、登山、スキーはよくやってました。

 

そして人口が少ないので、「人ゴミ」という概念がないのが良かったですね(笑)。

 

砂丘以外にも、温泉があったり、漫画家の水木しげるや青山剛昌(名探偵コナンの作者)の出身地だったりします。

 

大山も有名です。山頂まで整備された登山道で行けるので、ライトな登山者の方でも登りやすい山です。僕も4~5回ほど登りました。

 

もし山陰方面に旅行しに行くことがあれば、ぜひ鳥取へ!