【映画】『シン・ゴジラ』~感想~

f:id:ramsyo:20171114235829j:plain

公開:2016年 日本 

 

『シン・ゴジラ』を観ました。

 

観たのは昨年の劇場鑑賞以来、二度目。

 

初見のとき、

 

そういう切り口で来たか!

 

と唸りました。

 

特撮怪獣映画としては、やや異色な内容だと思います。

 

そして、その内容を楽しめる人と、まったく楽しめない人とに、真っ二つに分かれるものとなっています。

 

確実に言えるのは、まったく子供向けな内容ではないということですね。

 

もし今の日本に突然ゴジラが出現したら

 

この映画、ストーリー自体はいたってシンプルで、

 

ゴジラ出現

パニック

なんとかするぞー!

 

という、王道のパターンです。 

 

ただし、ゴジラが大暴れするシーンはほんの一部で(といってもカタルシスを感じられるド派手なシーンとなっているので、インパクトはあります)、尺のほとんどは人間サイドのシーンで占められています。

 

この作品は「日本の危機管理」がテーマです。

 

序盤から政府による閣僚会議のシーンが延々と続きます。

 

で、ゴジラに対してどう対応するのか、延々と話し合います

 

そして話し合ってるうちにゴジラに上陸されます。

 

「アホかい!」と思いますが、日本ならありえそうな話です。

 

他にも、ゴジラに攻撃を加えようとするだけで、多くの手順を踏まないといけないとか、戦闘ヘリがゴジラを前にして、命令が下るのを待ち続けてなきゃいけないとか、また、ゴジラが立っているエリアに、逃げ遅れた一般人が二人いたということで、攻撃を中止したりします。

 

そこで攻撃中止したら、もっと被害者が増える可能性があります。しかし目の前の人命を優先するなら、そういう判断を下すしかありません。

 

これも今の日本では実際に起こりうる話だと思います。

 

そしてゴジラは、どんどん形態を変えていき、そのたびに巨大になっていきます。

 

理由はよくわかりませんが、上陸して東京都心に向かって歩いていきます。

 

巨体なので、歩くだけで街が破壊されます。

 

僕がいま住んでる街や、働いてるエリアも破壊されていました(笑)

 

米軍の戦闘機が接近して攻撃を加えると、背中の部分から光線を出してすべて撃ち落とし、都心部に到達すると、口から炎をはいて四方を壊滅させます。

 

強すぎる。

 

そのシーンは圧巻で、強大な力に対する絶望感を味わえます。 

 

組織の力

 

この作品、非常にたくさんの登場人物が出てきて、その一人一人の名前が字幕で紹介されるのですが、ぶっちゃけ、まったく覚えられません(笑)。

 

しかし、観終わってみると、メインの数名以外は「覚える必要がない」と思いました。

 

一人のスーパーヒーローがいるわけではなく、組織によって立ち向かうという形で話が展開しているからです。

 

それぞれの立場にいる人が、それぞれ自分の持ち場で力を発揮することで、事態を収束させるために全力を尽くしています。

 

 「変人」「一匹狼」が集められた特別対策チームでも、常に話し合いながら、チームワークによってことにあたっています。会話の内容は難解でよくわかりませんでしたが(笑)。

 

全体的な感想 

 

全編にわたり、渋い会議シーンが延々と続きます。その部分を楽しめるかどうかで評価が分かれるでしょう。また、日本の政治の基本知識がないと、面白さがわかりにくい作りになってます。

 

気になった点としては、石原さとみ演じるパターソンはルックス的に無理あるなーと思ったことです(笑)。祖母だけが日本人という設定なら、ハーフの女優さんのほうが良かったんじゃないかなと。

 

そういう気になる部分はありましたが、全体的には楽しめる作品でした。ゴジラシリーズはほとんど見たことがなく、思い入れは薄いのですが、そういうことには関係なく楽しめました。

 

そしてラストにさりげなく謎を残して終了するのですが、うまい演出ですね。映画を最後まで観た人に余韻を残します。

 

庵野監督、実写作品でもその才能をいかんなく発揮しています。

 

評価:★★★★☆(4/5点)