おススメアクション映画【96時間】~ハイテンポなダークヒーローアクション~

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公開:2008年 アメリカ

 

「96時間」を観ました。

 

ストーリーを簡単に説明すると、

 

元CIA工作員の主人公が、外国(フランス)で拉致された娘を救い出すために、敵をバタバタとなぎ倒し撃ち殺し無双しまくる

 

という単純明快なお話。

 

それ以上でも以下でもないです。

 

だがそれが良い!

 

濃厚な約90分を体感できる上質なアクション映画

 

この映画、とにかくテンポが良い。上映時間は約90分。その間に目まぐるしく話が展開します。

 

無駄なシーン、間延びしたシーン一切なし。

 

まったく退屈することなく、あっという間に90分が過ぎます。

 

特にブライアンの娘キムが拉致されて以降のスピード感が素晴らしいです。

 

「観客を1分たりとも退屈させない」という作り手のサービス精神を感じます。

 

エンタメ性あふれる作品です。

 

手段を選ばぬダークヒーロー

 

主人公のブライアンは元CIA工作員。

 

仕事がハードすぎて家庭を顧みる暇がなく妻とは離婚、というアメリカ映画ではよくあるパターン。

 

娘のことをすごく大事に想っているが、別居中。娘はいま元妻と、元妻の再婚相手と一緒に暮らしています。

 

あるとき、その娘キムの誕生パーティに招待されます。

 

そこで娘のキムに、誕生日プレゼントとしてカラオケセットを渡します。そのプレゼントを見た元妻から「キムが歌手志望だったのは子供のころの話よ」と否定的に言われます。しかしキムは「実は今でも歌手志望」とブライアンにそっと耳うちします。

 

その話を聞いて喜びに浸るも束の間、妻の再婚相手からのプレゼントのほうがインパクトがあり、そっちに娘の関心とテンションを全部持っていかれてしまうブライアン。 

 

いいところなし。 

 

しかし、仕事のときのブライアンは一味違います。

 

ある日友人の頼みで、売れっ子歌手のシーラのボディーガードの仕事をやることになります。そこで、コンサート終了後に、シーラが頭のおかしなファンからナイフで襲撃されるという事態が起こります。

 

ブライアンはそのナイフ男を鮮やかに撃退します。出来る男です。

 

翌日、ブライアンは娘キムから「友達と一緒にフランス旅行に行きたい」と相談を受けます。そして元妻も同席のなか「キムは未成年だから外国に行くには実の父親の許可がいる。書面にサインしてほしい」と頼まれます。

 

ブライアンははじめ、心配のあまりサインを渋りますが、行き先を全て教えること、毎晩連絡を入れることを条件に、サイン。

 

そうして、キムのフランス行きは許可されたわけですが、ブライアンの心配が的中してしまい、キムはフランスで犯罪集団に拉致されてしまう。

 

キムの携帯を通して、キムが拉致される瞬間を聞いていたブライアンは激怒!

 

電話に出た犯人に「お前を絶対に探し出して必ず殺す!」と啖呵を切ります。犯人は「グッドラック」と余裕の返し。

 

そして、ここからが完全にブライアンのターンです。

 

ダークヒーローならではの言葉の重さ

 

 

このブライアン、娘を見つけ出すためには、手段をまったく選びません。法の無視、倫理無視、人命軽視など当たり前。綺麗事いっさいなし。普通は「悪」とされる手段すら行使するダークぶり(どんな手段かはネタバレになるのでここでは割愛)

 

けど、だからこそ、わずかな手がかりから犯人を割り出し、追い詰めることができる。そのダークヒーローぶりが、むしろ清々しい。敵に対する容赦や情けは一切なし!

 

敵からするとこれほど怖ろしい奴はいないでしょう。たいていの主人公はこんなに非情じゃないですからね。

 

そんな、手段を選ばないブライアンだからこそ、どこかで聞いたことあるようなセリフでさえ、重みをもちます。

 

「命がけで守る!」

「必ず助け出す!」

 

こんなありふれたセリフも、ブライアンが言うとものすごく説得力を持ちます。  

 

ブライアンの娘キムが拉致されるまでの流れは、実際にありそうな手口で、リアルさを感じました。外国の地で、いきなり親しげに話しかけてくる奴がいたら犯罪者だと思うべし。それくらいじゃないと自分の身は守れません。

 

現実世界では、ブライアンが助けに来てくれることなんか無いからです!

 

 

評価:★★★★★(5/5点)